日曜の朝にはYAMAHAに乗ろう

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カテゴリ:TX650( 210 )


2017年 08月 27日

お知らせです。

移動します。

 突然のお知らせで驚かれる方が多いと思いますが、このたびTX650を乗り換えることに成りました。
 TX650が嫌に成った訳でもなく、YAMAHAが嫌いに成った訳では有りませんが、思うところが有り再びGUZZIに乗ることにしました。
 変わらずYAMAHAのファンですが、ブログとして書き続けるには新たに始めたほうがいいと考えこちらの更新は終了します。

 新たなブログは 日曜の朝はGUZZI、再び  をはじめます。

 そちらのブログを同じくがんばって書こうと思っています、よろしくお願いいたします。
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by gambaGX850 | 2017-08-27 05:47 | TX650 | Comments(20)
2017年 08月 12日

スローパンクチャー

 久しぶりにやっちまった感じです。

 何年振りでしょうか、路上で立ち往生しました。
海の日を含む3連休です、世間ではお盆の夏休みですね。私は田舎が無いので、都内でウロウロしていましたがあまり天気に恵まれず、1日目はほぼ一日中ハッキリしない天気でTXに乗れずでした。2日目も朝は雨降りで早起きしたものの、バイクに乗れるような状態ではなかったんです、ゆっくり朝ごはんを食べていたら雨も止み路面も乾き始めたのが9時くらいでした。では午前中に2時間くらい走ろうかと出発の準備をしてTXを車庫から出す時に妙な重さを感じた。後ろに回ってみるとリアタイヤが軽く潰れていた。タイヤ交換をして半月だしエアが抜けるには早いな、と思いつつ空気を規定値まで補充、釘のような異物が刺さっていない事を確認。気にしてゆっくり走り出しても別段抜けていく感じはぜず、これなら大丈夫だろうと朝練に向かった。いつものコースを走り始め、先週いじったキャブレターの感触を楽しみながら快走していた、20kmほど走ってトンネルの中で車線変更した時にリアがムニュッとした感じがしたので、信号待ちでリアタイヤを確認したら、明らかに空気が足りないつぶれ方をしている!あら困った。そのまま停めやすい反対側の歩道まで走ってスタンドをかけたらもう駄目な感じでした。

 さて、どうするか、ちょっと久しぶりのパンクだったので気が動転したけど、まずは冷静に現状把握、と。
異物が刺さった形跡は目視できず、スローパンクチャーの原因はどこだ。やはり半月前にタイヤと共に交換したエアバルブ辺りが怪しい。工具を出してバルブを留めているロックナットを回すも気休めに過ぎないだろうなぁ。私のホイールはスポークホイールだけど、内側にテープを貼りつける加工をしてチューブレス化している、当然バルブもチューブレスに対応したタイプをつけています。下膨れのゴムのタイプではなく、キノコ型の本体を差し込んでロックナットで留めるタイプです。先日のタイヤ交換の時に少しゴムの劣化が見えたので後だけ交換したのですが、それが仇だったらしい。
 いつも空気入れのボンベ2本は携帯しているので、さっそくまずは1本注入してみる、この作業は初めてだけど、ボンベの冷たくなって行く様子が新鮮でした(この辺りはまだ余裕が有った)。1本入れてタイヤを触ると8分目という感じ、もう1本入れるかどうか、ガススタンドまでとりあえず行くか…。考えていると見た目で判るほどタイヤが潰れていく!これはまずい、もうボンベでどうにかできる状態では無さそうだ。

 
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 いつもの朝練コースの脇の歩道上で。センタースタンドを立てているのでリアタイヤは潰れていませんが、走行不可能な状態です。

 お盆休みに電話して友人のバイク屋さんにお伺いを立てるのは気が引ける。まずは息子に来てもらい、電動ポンプで目一杯空気を入れては休み、入れては休みで何とか乗り切れるだろうか?でも帰宅途中には長いトンネルが2本有る(それぞれ1km以上有る)、長大橋も有るし、その途中で空気を入れる作業など出来ない。かと言ってここにTXを置いて帰るにしてもどうせ引取りに来なくてはいけない。本当に申し訳ないと思いながら友人のバイク屋さんに連絡を入れると来てくれると言う。平身低頭してお願いする事にした。

 仲間内では冗談めかしてレスキューを『呼んだら負け』同盟を結んでいたけれど。今回は万策尽きた。呼んだ。
機械的な不調で路上修理は出来うる限りするけど、しかも意地になって呼ばないぞとだましだまし帰ってくるけど、今回は駄目だった。異物を拾ってパンクして路上立ち往生をしないためのチューブレス加工でしたが、まさかの落とし穴でした、こうなるとチューブ入りのホイールよりたちが悪い。チューブ入りの頃は替えのチューブにタイヤレバーとか携帯していたけど、路上修理するつもりはなくお守り程度だった。

 不審に思ったパトロールカーの警官に質問されたり、観光バスの乗客に好奇の目で見られたりしたけど、2時間くらいで見慣れたハイエースが到着した。古いハイエースが光り輝いて見えましたね!
 積み込みながら今後の作戦(バルブ交換で治るのか、チューブ入りに戻すのか)を練りましたが、全てバイク屋さんにお任せして、今回は丸投げにさせてもらった。

 今までリアタイヤ2本分、16000km全くトラブル無しで走りきっているので、今回はバルブの取り付けトラブルだと思いたい。

 
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 湾岸線を先行する友人のハイエース。
私は炎天下で2時間以上待つことが出来ないので息子に電話してジムニー・シエラで迎えに来てもらった。シエラに積んである電動ポンプで2.5kgほどエアを入れてみたけど、10分ももたずにエアは抜けてしまったので並走作戦はやはり駄目だったんろうなと今更ながら思います。

 ふざけて、自称『パンク大王』を自称していたけども、この数年は全くパンクせず、称号も返上だなと思っていたけど、とんでもない落とし穴があったもんだ。今回も釘を拾った訳ではないのでパンクというよりはスローパンクチャーと強弁したいです。そう思っていないと負のスパイラルに入りそうで自分を奮い立たせることが出来ません。
 待っている間、いろんな事が頭に巡りました。
もう古いバイクに乗るのは止めようかなとか、パンクしても立ち往生しないバイクを手に入れようかなとか、はっきり言って少し落ち込んだ事は事実。今は少し気持ちは持ち直しているけど、落ち込むなぁ。
 昨年は同時期に東北ツーリングに向かっていたので、ツーリング先でなくて良かったと思うようにしているけど、9月に行くつもりの東北ツーリングには心の中で暗雲が立ち込めているのは事実です。


  
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                 そしてこれが2時間炎天下でレスキューを待っていた結果です、日焼けが痛いよぉ。(泣)
















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by gambaGX850 | 2017-08-12 17:26 | TX650 | Comments(29)
2017年 08月 06日

なんか変?の時。

更新が滞っております。

 なかなか下書きの作業が進まず、ブログをちっとも更新することが出来ません。
毎回の言い訳なのですが、TXを含めてTWもタウンメイトもしっかり乗っております。特にTXに関してはトラブルを脱してからは快調で、メイテナンスに関しても改めて書くようなことも無く(細かくいじっているのですが)、淡々と距離を重ねております。ちょっと気になるバイクができたので、試乗に行ったり、友人に情報を貰ったりもしていますが、TXの微調整での変化具合を楽しんでいますので乗り換えるとかの選択は今のところ無くTXいじりを楽しんでいます。

 かなり完成の域に達したTXですが、快調に成れば成るほど微細なところが気に成ったりしています。根本的に快調で無いバイクでは気付けない、踏み込むことが出来ない領域の微細な変化を触りつつ楽しんでいます。自分の好奇心を満足させるためだけに細かなセットアップの変化を確認し、如何に自分好みに、気持ちよく乗れるエンジンにするかそれ一点のみを探っています。もう有る意味パラノイアの世界に入り込んでいます。
 物凄く細かなメモがあるのですが、それをベースにブログ用に下書きを2度ほど書いたのですが、長文で、微細すぎて自分で読み返してもあまり面白くなく、どうしましょうかと考えている間に更新が滞っております。

しつこく乗り込んでいると、あれ今ちょっと点火をサボらなかったか? とか、開け始めで上手く燃えていない感じがするとか、この回転のクルージングはすっげぇ気持ちいい!とか、感じることがあるんですよ。あと、ずっと記録している燃費の変化を見つつ燃費の向上とエンジンフィーリングの向上を一挙両得に出来ないか、とか考えている訳です。

 時々、なんか変?と思う時が有って、どこかなぁって考えながら走っているのですが、思い当たるすべての場所から経験的に除外できる部分を外して徐々に原因を絞り込んでいくのですが、ぴったりと当たるのは1/3にも満たないでしょうね。巡り巡って遠回りして突き止めることがほとんど、見つけた瞬間・修理で上手く行った時の気持ち良さは何物にも替えがたいですよ。
 では、思い当たるすべての場所とはなんでしょうか、というのが今回の話です。

 エンジンのフィーリングが変かな?と思った瞬間に見るべきすべての場所(経験的に除外する前)は、

 吸気
 エアエレメントからインテイクマニホールドまでの経路の空気の異常吸い込み、と逆に詰まり。
 キャブレターの中でも、Pilot Screw、バタフライ同調、負圧ダイアフラム、ピストンの同調、Jet Needle段数(2/5~4/5段)、油面(23mm)、Needleの太さ/テーパーはいじって無ければ除外、MainJet/Pilot Jetの番数はいじっていなければ除外、MJホルダー(アトマイザー)の減り、バタフライシャフトのサイドシール。この辺はいくつか必ず確認。
 ガソリンコックの詰まり、ホース、タンクの中の錆、燃料の流れは定期的に確認。

 点火
 バッテリー(電圧)、配線(カプラ/ギボシ)、ポイント(ヒールの減り、ギャップ、タイミング)、点火タイミング/進角(タイミングライトで確認)、コンデンサー、点火コイル(抵抗値、火花目視)、ハイテンションコード(断線/漏電)、プラグキャップ(劣化)、プラグギャップ(番数込み)。プラグの焼け具合も吸気と点火の状態の確認になるけど、目安程度に。(セッティングほぼ決まっているので確認できるほどの燻りがないので参考程度の目視です)

 圧縮
 バルブクリアランス(IN0.10mm、EX0.15mm程度)、カムタイミング(Tマークで圧縮上死点を確認)、カムチェーン(テンショナーで確認)、ヴァルヴ当たり面(目視は無理)。このあたりは急に変化しないので定期確認。

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 そして、経験的に除外して残った所をまずは重点的に確認します。
 ⇒ポイントギャップ(接点面 ギャップ0.4mm、火花→コンデンサー)
 ⇒点火タイミング(Fマークを確認、進角)
 ⇒Pilot Screw調整 (とにかく下が合っていないとキャブはいじりようが無い)
 ⇒アイドル調整
 調整の幅があるのですべての調整の幅の中でも全部が悪い方向に重なってしまう可能性もあり(経験あり)、逆に言えば全てがいい方向に重なる可能性もあるので、その辺りをいつも探っているんです。
 上記四点の確認は私の乗り方(大きくアクセルを開け続けない、せいぜいJetNeedleの効果の中での走行、MainJetが効く様な回転の走行はほとんど無い)でも確認手順です。

 
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 タイヤも新品だし、エンジンは快調だし、走っていて本当に気持ちいいです。夏はお日様と共に走り出し早帰りが一番ですね。昼は冷房の効いた部屋で昼寝です。

 最近、定速からアクセルを開けてからの過渡特性とそこでの快音を気持ちよく感じるためだけにキャブをいじっています。徐々に煮詰まってきていますが、考えと実際の効果が大きく外れる事も多く、試行錯誤の連続ですが、経験を積んできつつありますので大分いい所まで来ています。たぶんTXを知らない人が乗ったら充分快調と思ってもらえるくらいです、一番初めに書いた快調なればこそのピンポイントの快楽探しです。
快調になれば燃費も向上しているのですが、さすがに天井を打った感があり朝練で25.8km/ℓが上限でした、それ以上を狙ってキャブをいじりましたが、フィーリングの悪化と燃焼温度の上昇(ほんと?)で怖そうなのでもう燃費狙いは止めました。

 
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 燃費を狙った時のプラグです。白いけど、走っている分には悪くないフィーリングでした。でも少し怖いので止めました。



 今日はこんな所です、なるべく判りやすく書いたつもりなんですが、下書きはもっとパラノイア的で酷いものでした(笑)。



















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by gambaGX850 | 2017-08-06 20:28 | TX650 | Comments(4)
2017年 07月 30日

タイヤ交換

 今回は前後のタイヤ交換をした話です。

 今まで履かせていたタイヤはDUNLOP GT601でした。今回交換しようと思っているのがMICHELIN Pilot Activ です。
私の今の乗り方はほとんど100%ツーリングレベルの走りで、コーナーを攻めるとか、高速をそこそこ飛ばすようなツーリングは全く有りません。しかもそのツーリング自体も少し頻度が下がっていまして、毎週末の朝練が一番の距離を走るという情けない状態です。それでも何とか1年で10,000kmは走るようにしています。交換するタイヤは見事に真ん中だけが減っていると言うのが誇れるのか情けないのかはあえて言いませんが、そんな走りです。
 今まで履いていたGT601は昨年の正月に前後交換し、リアだけをその年の10月に8,500kmほどで交換し、フロントは今回交換するまで2回分走りました。

 
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 作業は前後しますが、これが外したGT601です。左側のリアは見事に四角く減っております。これで約8,000kmの走行ですので、ハンドリングの悪化を気にせずにもう少しケチればあと2,000kmほどは行けるでしょう、ツーリングオンリーならば10,000kmは持つタイヤかもしれません。ここまで減ったリアタイヤですが、リアに関しては酷くハンドリングが悪くなると言う事もなく、軽快感は無いもののツーリングユースでは問題なく走れました。それに対してリア二回分(15,800kmほど)走ったフロントはセンターグルーブの両脇2cmくらいの所の段減りが顕著で、最近は特定スピードの高速走行でハンドルが短い周期で振られる(シミーって言うんですか?)症状が出て不気味というか怖かったです。特定のスピードを外せば普通に走りました。前後ともまだスリップサインは出ていませんが、そういう問題じゃ無く感覚的に交換時期に来ていました。

 
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 交換作業はいつもの私の友人のバイク屋さんで行います。ご承知のように私のTXはリムを加工してチューブレス対応にしておりますので、それを判っている所で作業しないともしかしたら困ったことが起こるかもしれないからです。今回タイヤを外してリムの内側を仔細に確認しましたが、何も問題は無く安心しました。
 フロントホイールを外すのが結構大変で、私のはWディスクに改造しているのノーマルに較べてキャリパーの隙間が全く無く、酷く面倒で時間が掛かりました。こういうところはノーマルでない部分の駄目な所ですね。もしパンクをして、ここまでの作業をツーリング先の路肩で出来るかと言えば『やりたくない』というのが正直なところです。やはりチューブレスにして有るのは安心度が違いますね。

 
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 今回交換するタイヤはMICHELIN Pilot Activです。activeのように『e』が付かないのはフランス語だから?
リムをチューブレス加工しているので古いサイズでチューブレスタイヤを探すのですが、これがなかなか少なくて、特にフロントの19インチのチューブレスは選択肢が多くありません。各メーカーで一種類くらいしかないのが実情です。
 TXに乗り始めのときはチューブ入りでブリヂストン アコレードを履きました。このタイヤはパターンもクラシックで、癖の無いいいタイヤで、しかもリアの持ちも素晴らしく、15,000kmは問題なく走れました。しかも純正サイズの3.50-19のラインナップがあります。今回はひとサイズ細い3.25-19です。次に履いたDUNLOP GT601はメトリックサイズで100/90-19と120/80-18を履きました、もちろんチューブレスです。
 なんだか古いバイクにMICHELINを履かせるだけで、なんとなく嬉しいのは何故?

 
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 Pilot Activ のパターンはこんな感じです。流石にパターンはクラシカルにはなりませんが、昔に有ったM38のようなパターンが有ったら最高なんですが、多くは望むまい。
 細めに見えるのはまだリムに入れていないからか。

 
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 この時とばかりにキャリパーの周辺も確認。ブレーキパッドも見てみますが、ほとんど減っておりません。これで40,000km近く走っているのですから、いかに効かないブレーキか想像が付きますね。予備のパッドを英国から色んな部品と合わせてまとめて買うつもりだったのですが、これならしばらくは買わなくていいかも?私が乗っている間に交換することはあるのかな?
 しかし、この丸いパッドは雰囲気有りますよね、効力の問題ではなくこういう部品を使っているバイクに乗っているという面白みかな。でもこの対向キャリパーは初期の頃のTZやYZRにの使われていたんですから凄いですよねぇ。それのパッドを使ってみたい。

 
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 ここまでばらす必要は無かったんですけど、リアタイヤを外す前にマフラーを外しました。結局このほうが作業は早いんですよ。何でここまではずしたかというと普段手が入らない場所を拭きたかったから。フレームの内側、特にエンジンのケースに隠れている部分は普段エキパイがあって手が入らないので、ここぞとばかりに丁寧に拭き拭き。Tシャツのウエスがあっという間に黒くなります。

 
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 特に酷く汚れているのが左側でチェーンラインのオイルの汚れは凄いですね。フレームの内側もそうですが、スイングアームの内側も凄いや。チェーンオイルだけでは無く、TX持病のオイル漏れの場所が左側に集中しているので、オイル漏れ由来の汚れの堆積もあるはずです。
 店主が汗だくでタイヤ交換をしている間にこちらはバイク磨きです、こういうことが出来るのもお友達のお店だから。タイヤ専門店じゃ出来ませんし、量販店じゃ自分のバイクに触ることも出来ないでしょう?
 タイヤ交換に関する作業には一切手を出しません。普段の整備でしたら自分でホイール程度は外しますが、すべての作業をお任せにします。人それぞれのやり方、順番がありますから手も口も一切出しません。そこの所はバイク屋とお客の礼節です、逆の立場で作業の途中で手を出されたら嫌だもんなぁ。

 
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 実は今回一番やりたかった事がこれなんです。リアブレーキのシューとドラムを紙やすりで擦る事。始めのはじめ、TXに乗り始めた時にそのリアブレーキの効かないことに驚きました。この時代のバイクがリアブレーキが効かないなんてことは有り得ないです。そこですぐに40年物と思えるブレーキシューを交換しました(RZ350と同じ部品だった)。新品シューに紙やすりで仕上げたドラムで組みましたが、ほとんど効きが変わらず落胆していました。
 今度チャンスが有ったらもっと荒い番数でガッツリ傷付けてみようと思っていました。木工用の紙やすりです。シューの滑り面に対して直角に傷を付けました。やはりシューの当たり面にはカスの化合物が焼きついている感じでした。これが原因かなぁ。

 
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 ドラムも擦ります。こちらもドラムの滑り面に対して直角に傷を付けていきます。ドラムの当たり面は酷い段も無くきれいなもので、シューのカスをきれいに掃除しただけです。番数の荒い紙やすりで強めに擦るとかなり細かな傷が付くのが判ります。こんな事で効果が有るのかなぁと疑問は有りますが、やってみないと判らないですからね。
 タイヤ組み込み後にブレーキペダルの調整や細かな調整で組みました。効きに関しては乗り始めはまったく以前と変わらず、と言うかもっと悪くなった感じがしたので落胆しましたが、プルロッドの調整ねじをどんどん引く方向にねじ込んでいくと効果が上がり始め、以前に較べてかなりストッピングパワーが上がったような気がします。正直あまり期待していなかったのですが、やっと標準に戻ったという感じです。それでも効果が確認できて素直に嬉しい。

 
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 タイヤを外したついでにこちらでも普段出来ないことをしてもらいました。スポークの張りが少し緩んでいるところが確認できたのでニップルを締め込みました。ついでに微妙な横触れを簡易的に取りました。次回以降にきっちり取り直すということにしました。
 ニップルを回すとチューブレスの加工に影響が出るかと心配しましたが、ほんの僅かの回転くらいなら問題ないことを確認できました。またテープも問題なく張り付いているのも確認できました。

 さて、タイヤ交換後帰宅までの60kmほどと翌朝100km弱の朝練でのタイヤのインプレッションです。まだ乗り始めの初期の感想です。
走り始めて大通りに出た瞬間、硬い!と思ったんです、今までの乗り味よりかなり硬いので失敗したか?と思ったのは正直本当のところ。ところが不思議な事に5kmも走らないうちにその硬さが全くなくなりました。田舎道をゆっくり走っていますと、左右の動きが軽快になったのが判りますが、角ばったタイヤからの交換ですから当たり前ですが、その分を引いてもバイクが軽量化された感じがしました。高速で特定のスピードで出る前輪の細かな振れはすっかり無くなり、やはり以前のタイヤの段減りが原因だったのが判りました。ここから不思議な事に一番初めに硬いと思った感触は全く無くなり、逆に高速走行の路面の当たりが柔らかく感じ始めたのです、特に路面の継ぎ目を通過するときに今まではダンッ!という感じでしたがショックは軽減され、フロントサスペンションの動きが良くなったと勘違いするくらいでした。
 翌朝今度はいつもの周回路を走ります。昨日感じだ硬さはいったいなんだったのだろうと思うほど乗り心地が良く、しなやかです。現金なものでエンジンも軽やかに成って快音を発しているように感じるのです。周回路の途中の大きなへピンコーナーを何度も何度も試します。始めはおっかなびっくりでしたが、倒し始めの軽快感を感じ始めると自信を持って切り込めることがわかりました。DUNLOP GT601の乗り始めの頃、コーナーリングの終わりの部分でリアタイヤが起きてこない、バンクを維持しようとする重さを感じたのですが、同じコーナーを何度走ってもパイロットアクティヴは素直だ。しかもコーナーリング初期の前輪の入り込みのスピードが緩やかで、ハンドルを持つ外側の手首に感じる緩やかさが気分いい。19インチの前輪がゆっくり倒れこみ(ここが大切)大き目の軌道を描きながら前輪が車体を引っ張るような感触、19インチの穏やかさが感じられる大好きな瞬間です。この感触がGT601では希薄だったけど、今度はいい。自信を持ってコーナーの途中を楽しめる、グリップと言うと後輪ばかり気にしがちだけど、前輪の気持ち良さが後輪の安心感をより際立たせるんですね。今回感じた一番の収穫です。絶対的なグリップは私にとって感じ取るのは至難の業なので、問題なしということで。
 後は耐久性と減ってきた時のハンドリングの変化がどうなのかずっと後に判るでしょう。始めの始めのインプレッションでした。


















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by gambaGX850 | 2017-07-30 05:34 | TX650 | Comments(20)
2017年 07月 17日

スピードメーターの修理

 ご無沙汰しております。
珍しく半月以上更新をしませんでした、毎週末乗っているのですがこれといって書くことが無く、しかもPCに向かって文字を打つ気が起きなくって間が開いてしまいました。

 さて、メーター修理の話です。
この所TX650は非常に快調で、もう少しを狙ってキャブを微調整したりして遊びながらしっかり距離を伸ばしております。海の日の三連休でも別にどこに行くつもりも無いので、暑くなる前の早起きで3日間朝練をしていました。ところが、好事魔多しとはよく言ったもので、ふと見るとスピードメーターの針がいつもより多めに振れており、凝視しましたらなんとトリップとオドの距離計が動いていない。一瞬ワイヤかと疑いましたが、メーターの針は振れながらも動いているので除外。気が付いて5kmほど走った頃でしょうか?メーター周りからクワンクワンと金属音が鳴り始め、こりゃぁまずいと停車してメーターワイヤをとりあえず外して帰宅。又メーターをばらさないといけないようだ・・・これで何度目のカシメのほどきでしょうか。

 
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 帰宅後すぐにメーターを外して部屋に持ち込みます、この暑さじゃ外の作業は無理なのでエアコンを効かせた自部屋で細かな作業をします。今回はかなりばらしますので、可能だったらオドのメーターの距離を合わせてあげようと思いました。過去に予備の中古メーターを付けて4,220km走っているので、その分を足し算してあげたいのです。メーター改ざん(笑)ですが、増やす分には問題なしでしょう。

 
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もう何度目かのこの作業でしょうか。これ専用にJ型に先を曲げたマイナスドライバーでテコの要領で少しづつ時間を掛けてカシメをめくり上げます。焦らず、じっくり、細かくめくりましょう、大雑把にやると閉める時に汚くなります。20数年前にレストア途中のz50zモンキーのメーターがあまりに汚いので開けたのが始まり、以降いくつメーターを開けたかなぁ。

 
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 ガラスを外したら今度は針を取ります。これはやらせ写真ですが、メーター盤に傷を付けないように布で全面カバーした後にここもテコの要領で針を抜き取ります、ちょっときつかったけど何とか取れました。先の曲がった細長いプライヤーです。

 
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 針を抜き、文字盤の小さなネジ2ヵ所を外し、メーターケースの裏側のねじを2本取ると本体が出てきました。さてどうなっているのでしょうか。指紋が移ってしまう可能性があるので、文字には触らないように気をつけます。

 
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 もう少しばらして、メーターの中身の磁石の所を確認します。うーん、赤丸で囲った部分のシャフトの軸受け部分が少し変形して動きが渋いです。台座が鋳物なので、あまり強く力を入れられませんが、何とかこじって上手く動きの良い所で固定しました。ここのウォームギアが噛み込んだようです。
 この後すべての可動部を脱脂・掃除ののちグリスアップしました。

 
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 先ほどのウォームギアの受け側のギア歯も少しめくれるように傷が入っていたので、ダイヤモンドやすりでほんの軽く修正。こちらも脱脂・洗浄ののちグリスを軽く塗っておきました。この手の故障は目に見えないくらい徐々に進んで何かのきっかけで一挙に表に出てくるのですね、ほんの数km手前までは全く問題なく動いていたメーターがあっという間に異音を出して不調になったのですから。ギアの歯を見ると長い時間を掛けて擦れた跡があったのでそう思いました。

 
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 こちらの中に組み込まれているギア達も洗浄の後グリスを少量塗りこみました。可動部を回しながら余計な所に塗らないよう気をつけました。流石に45年物は中に埃や汚れが多かったのですが、これでかなりきれいになりました。使ったグリスはTAMIYAのグリスです、これが適当なのかどうか知りませんが、たぶん大丈夫だろうとの採用です。息子のラジコンの予備が役に立ちました。
 ドラム状の文字盤も薄っすらと汚れていたので、何もつけない綿棒で優しく何度も拭き取りました。かなり汚くてビックリしました。これできれいな数字が見えるようになるといいなぁ。

  
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 メーターケースに組み込む前に、ひとつ前の写真の状態のときにメーターギアを良く確認してからカリカリと動かし、過去の走行追加分の4,220kmを足していきました。ドラムの回転方法は敢えて書きませんが、この時代のメーターはここまでばらせれば距離は改ざんできちゃうのですね。これくらいの年代のバイクですから距離はさほど大きな問題じゃないですが、ズルは出来るんですね。私は自分の走った距離を知りたいだけなので足しましたけど。
 赤枠で囲った部分が見えるところです。私のところに3年半前に来た時は19000km足らずでしたからがんばって走らせていると思いたいです。

 
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 すべての作動の確認をした後(走らせてみないと判りませんが)ガラスの内側をきれいに磨き、ケース内側の埃もぬぐいリングをカシメ直します。ナイロンのカバーが刃先についたペンチを用意してほんの少しづつカシメて行きます。3周するくらいの少しづつカシメますよ。

 
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 ずっと気になっていた走行距離も合わせる事が出来て、外した時よりもガラスの内側もきれいになったように見えて非常に嬉しいです。
後は試走してちゃんと動くか、スピードは合っているか、距離は合っているか確認しないといけませんね。

 翌朝、100kmほど走ってきましたが、ちゃんと作動しているようでひと安心しました。走り出してすぐメーターは反応し、針も超安定してビタッと振れる事もなく、いつも目印にしているガススタンドまでの距離もぴったり同じでしたのでこれもひと安心。その後も加速時にはいつもより滑らかな針の動きでしたので、各部のグリスアップも効果が有ったと思いたいです。だけど、又いつ突然ぶっ壊れるか判りませんけどね!素人の場当たり的対処で治しただけですから(苦笑)。
 ついでに書いておきます、ここ6回ほど給油していますが、平均燃費は25km/ℓを毎回超える好燃費を記録しています。点火系を含めた整備もうまく行ったようです。

 更新頻度がこの先も少し落ちるかもしれません、次回は前後タイヤの交換の話ができるかもしれません。



















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by gambaGX850 | 2017-07-17 09:07 | TX650 | Comments(20)
2017年 06月 19日

X-ADV と SCR950


気になる二台に乗ってきました。

 TX650から乗り替えるつもりではないのですが、もしかしたら気が変わってしまうかもしれないので気に成るバイクに乗ってきましたよ。手をかけつつ古いバイクに乗り続けるのはバイク乗りの一つの楽しみの世界では有るのですが、何の心配も無くロングツーリングに向かえる現代のバイクにも魅力を感じるのも正直な所です。もし乗り換えるなんてことがあったならばまったく違うカテゴリィに乗ったほうが知らない世界があるのではないだろうかと思ったしだいです。

 
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 最近出たバイクで一番気になっているのがHONDA X-ADVなんですよ。何度も書いていますが、私はOFF風味の入ったバイクが好きなんですが、ここまではっきりした『へんてこな』スクーターは最近の私の好みの中では大ヒットなんですよ。このバイクで絶対にラフロードなんて入り込まないのは判っているのですが、見た目のごついアドベンチャー風味にすっかり魅了されました。絶対にラフロードなんか行かないのにTOYOTA FJクルーザーに乗るようなものです。OFF風味の足回りにセミブロックタイヤがなんともいいです。エンジンはNC750(インテグラ)譲りのDCTミッションですからシフト操作の無い頭の良いコンピューターにお任せライディングです。以前乗ったNC700Xの驚きの異次元ライドを思い出してもより頭の良くなったであろうミッションは楽しみの一つです。
 暖機が終わってから受け取ります、最近のサイレンサーは新しい規制に合わせていて結構元気な音がするんですよね、これも暖機中に聴いているとかなり低音の快音を発していましたよ。結構『よっこらしょ』と跨って走り始めますとローの繋がりが結構唐突でのけぞったけど、それ以外はまぁ頭のいいこと、街中じゃ3速までしか入らなかったけどシフトはスームスだし、凄い力持ちでTX650の5割り増しの力感で加速する。慣れない左手のリアブレーキがかなり強力に効くので焦るが前後レバーのどちらかがコンバインドなので安心して減速する、効きもよくコントロールもしやすい。シフトダウンもカチカチという音が聞こえてショックも無くダウンする。液晶の情報が一杯のメーターは全く見ることが出来なかった(笑)、時々何速に入っているか見る程度で、スピード表示もバー表示のタコメーターも一切見ることが出来なかった。
 信号待ちで足を出すとわたしの身長でつま先の親指の付け根まで届くので安心、かかとは無理。以前GSに乗っていた頃を思えば問題なく足が届く感じ。残念ながら100%街中の混雑した中だけの試乗だったので加速もほどほどしか試せなかったし、コーナーリングも交差点だけだったけど、後から思い出してこうして書いていても印象が薄い乗り味だった。過激なアドベンチャーなところはまったく無しです、当たり前でしょうけど。
 これでロングツーリングに行ったら運転以外に気を回せて色んな景色を眺めながら悠々と走れそう、荷物もシート下に大半が入っちゃうだろうし、ロングはいいんじゃないかな。私の不得意な高速走行も今まで以上に楽ちんに距離を稼げそう。
 ただね、本当に印象が薄いの、バイクに何か、鼓動とか生き物的なものを求めるには全く向いていなくて淡々としているの。でもそれがこのバイク(スクーター?)のいい所なんですね、古いバイクに楽しみを求めるおじさんには割り切りが必要ですね。

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 そして、今度はYAMAHA SCR950にも乗ってきました。
BOLTのエンジン/車体を前後のサスペンションを伸ばして少しサイレンサーも跳ね上げているデザインです。実物はかなり格好良く、跨るまではこれはいいんじゃないか?と思ったのです。暖機後に車体を受け取って跨ってまずはビックリしたのはシートが硬いこと、これはアリなのかもしれないけどビックリしました。そして、跨ったとたんに判る右ひざの収まりの悪さ、エアクリーナーボックスがシリンダー横に張り出しているのですが、HDスポーツスターの比じゃない、膝頭の内側にガツガツ当たる、ガニ股で乗るしかないのかな?GUZZIのシリンダーヘッドカバーが膝に当たるのとは種類の違う違和感。ポジションはアップライトで幅広いハンドルなのはX-ADVと同じで好みでした。エンジンはもちろん力持ちで、インジェクションの調教も文句無く、好みの高めのギアでのユルユルとした走行も全く愚図りもせずに受け付けてくれ、新しい規制のサイレンサーは結構良い音が耳に届きます。X-ADVとは違うのはこっちはオートバイに乗っている感じがしっかりすること、当たり前だけどスクーターじゃないのは大切な事なんだなと再確認。江戸川の土手沿いの道を結構楽しく試乗してこういう使い方には合っているなぁと思いました、ロングツーリングの良いお供になりそうです。
 お店に帰って細部を確認すると、右膝は苦しいけど、左膝は後のシリンダーヘッドを押さえる様になっているのに熱くないのは不思議だなぁとよく見たら、なんとヘッドカバーの上に樹脂のカバーがもう一枚乗っていることを発見。ナンダこりゃ。ずいぶんボリュームの有るシリンダーヘッドだなと思ったけど、まさか樹脂のカバーが乗っているとは、前のシリンダーも同じ構造だった。ちょっとギミックが効きすぎている感じ、こういうのはオーナーになってから結構がっかりするポイントなんだよなぁ。それとこれは完全に私の好みの問題なんだけど、黒い塗装のエキゾーストは嫌いなんですよ、SCR950はエキパイからサイレンサーまでつや消しの黒い塗装なんですよ、私はこれは嫌いなの、時間と共に錆から逃げられないし、中途半端に磨くとつや消しが変に光るでしょう?うーん、乗り味が良かっただけに下らない細部が気になってしまったが残念、自分が気にし過ぎなのは棚に上げて。

 さて、立て続けに二台に乗りましたが、バイクとして真っ当に楽しいのはSCR950でした。ハンドリングも穏やかですし、力持ちで乗っていて楽しい。X-ADVは今までの考えをすっぱり入れ替えて乗ることが必要。
 簡単にTXから乗り換えられるのはSCR950です、明日からこれで遊びますと言われればそのまま行けます。でも、今までの生活をガラッと変えて、新しい乗り物に乗り始めるんだと思うならX-ADVですね。
 さて、私が乗るならどっちかな?TX650みたいなのに乗っているからSCR950の方が真っ当だと思えますよね、YAMAHAだし。でも、わざわざTX650から乗り換えるならば全く新しい世界に足を踏み入れる意味でX-AVDの方を選びます。異次元ライドはけっこう刺激的ですよ。



















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by gambaGX850 | 2017-06-19 05:27 | TX650 | Comments(10)
2017年 06月 13日

そして微調整で

やっと何とか成りました。

 このところずっと書き連ねている点火系の不良ですが、やっと修理が終わりました。
思い起こせば岐阜方面のツーリングの前週にバッテリーを破裂させてしまい、それ以降出先での失火による不調にずっと悩まされていました。走りながらも点火コイル(交換した中古も含めて)であろうと思っていたのですが、そこは元来のヒネクレ者ですからわざと遠回り&友人の助言の確認のためにコイルの交換を一番最後にしてみました。詳細は3回に亘って読んでいただきました。
 コイル交換後も燃費がいまいちだったり(一割以上落ちた)、開け始め/加速中のフィーリングがいまいちだったりで、おかしいなぁ、コイル交換では出そうもない症状なのになと思っていました。それではと原点に戻って細かなところの確認と調整をしましょう。

 
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 一番初めフィーリングの良くない時に濃い目に振ると若干改善することが判り、濃い目で走っていました。ところがやはり濃いまま走っているとごまかしながら走っている感じがして気分は良くなかったのです。季節変動で濃い目に振ることはこれからあるのですが、でも今回はそれじゃないと思いました。再び給油するとやはり燃費は悪いまま、これはどこか変だなぁと。点火コイル以外で見るべきところはどこか、まずはパイロットスクリューを確認しましょう。
 キャブレターサイドのパイロットスクリューを抜きます。季節ごとに標準位置から1/4~1/2回転の戻し、締め込みで調整しています。今回も濃い目に振りました(戻しを多目)が違ったようですね。確認するべきはスクリューの先の段付きと汚れです。

 
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 これは右側ですが、一番重要な先っぽの段付き、汚れは確認できませんでした。ミクロの目で見れば微妙な段差は出てきているのでしょうが、まだ交換するほどでもないと判断しました。
 もちろん左右確認しましたが、どちらも大丈夫でした。最後までゆるめに締めこんで標準の3/4戻しからセッティングを始めます。僅かづつ締めこんでいくとアイドリングの高くなる位置が有り、左右ともほとんど同じ位置でアイドリングが一番安定することを確認。記録を取っておく。

 
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 今回燃費の悪さと共に気になったのが右のプラグの色の悪さです。快調な時は左側と同じ位の焼け方でしたので、右側に関するどこかで本調子じゃないことが起きている。コイル以外の点火系を確認するべきだなと。キャブレターは左右で違うセッティングはしていないからまずは電気を見てみよう。
 その前に新品のプラグを入れましょう、焼け具合をしっかり確認するために金属色からはじめます。このプラグはまだ充分使えるので掃除してから予備にします。

 
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 右側が変ならば、まずは右側の点火ポイントのギャップを測りましょう。確認しましたら今年の初め・4000kmほど前に調整した0.4mmとほとんど変わらぬ0.38mmだったので問題無しと判断。アイドリングでも火花も出ておらず、コンデンサーも正常であると判断しました。
 ここで、進角ガバナーのスプリングを交換していることを思い出し、一応タイミングも見てみようかとタイミングライトをクランクケース側に当てて点火タイミングを見てみると、正常位置の l F l より少し遅い(右側に)方にずれていました。特に右側の遅れが多いように見えるので、ポイントの位置の調整とベースの回転で点火タイミングを l F l の中に入るように調整しました。ガバナーのスプリングの張力の差が出てタイミングが変わったのでしょうか、スプリング交換時に確認すればよかった。張力が強くなった(正常に戻った?)ので錘の開くスピードが僅かながら遅れるようになったのか?と納得する。
 ベースを早める方に回すとアイドリングが徐々に高くなり安定感も増してくるのが凄い、ほんの少しの調整で電気系はどんどん反応し、快方に向かうと安定してくるのが目の前で判る。パイロットスクリューでのアイドリングが上がったのも合わせてアイドリングを低めに調整したけど、しっかり安定した。

 
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 一応点火タイミングの肝であるカムチェーンの張り具合も確認。乗り始めの頃に比べればチェーンスライドの音が少し出るようになった気もするけれど、部品交換をする勇気がまだ無いので小まめな確認で済ます。
 テンショナーのキャップを外してテンションロッドと先っぽの六角面と面一であることを確認。写真中央のねじ山の先の六角部分の真ん中にロッドのお尻が有り、ここの出っ張り/引っ込みでカムチェーンの張りを確認できます。今回は異常無しでした。

 
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 奥に外れて見えるテンショナーキャップのお尻に22mmの二面幅が切ってあり、首を振った22mmのレンチじゃないとキャブが邪魔で回せないんですよ。オフセットの大きなやつじゃなくてハーフムーンレンチのようなやつ。いつかスタビレーのハーフムーンを買ってやろうかと思ったのですが、これ専用に高価なレンチを買う勇気が出ず、国産(ASAHI)の片メガネのを買いました、数分の一の価格で充分な働きをします。ちなみにテンショナー本体の真ん中に写っている大き目のナットも22mmですのでここの調整・確認では活躍します。

 さて、工具オタクの話はどうでも良い。大切な試乗の話です、翌日朝エンジンを掛け走り出しますと、なんとまぁエンジンの軽やかなことったら。昨日までのよく言えば重いフライホイールを回しているような重厚な回り方のエンジンが、軽やかに吹け上がり軽量フライホイールを入れたのか?と思えるほどに変化しました。しかもアクセル開度が自分でも判るほど少ないの、昨日のつもりで開けていると前に進み過ぎるほど。やはり点火タイミングが遅れていたのが原因なんだろうなぁと思える変化でした。いつもの周回コースでも軽やかに気持ちよく回り、どうも変だと言うフィーリングはもう有りませんでした。帰宅後にプラグを確認するとGW前の焼け方と同じよく焼けていました、この先少し濃い目に振ったほうがいい感じがするくらいです。
燃費はセットアップが決まるまで22km/ℓ辺りをウロウロしていましたが、今度はバッチリ25.1km/ℓを記録し、一番調子のいい頃と同じに戻りました。ちなみに両方ともいつもの周回コース以外は走りませんでした。やはりエンジンのフィーリングが良く快調だとちゃんと燃費も伸びるものなんですね。今回ちゃんとそれを証明しました。

このところずっとこんな話の連続でつまらないですね、パッとする話は無いんですが(笑)。


















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by gambaGX850 | 2017-06-13 05:29 | TX650 | Comments(8)
2017年 06月 08日

失火克服 点火コイル編

 今回の本命のコイル交換です。

 コイル交換に至るまで、キャブレターのニードルを少し嵩上げして、ガバナーのスプリングを交換して、それぞれ微小な変化が有ったものの本来の目的の失火の駆逐と言う訳には行かなかったのはお話した通りです。ツーリングの出先で中古コイルに交換し、コンデンサーを移設・交換したときにも変化が有りませんでした。この時にツーリングして走りながらずっと考えていたのは失火の原因でした、友人のアドバイスも含めていろんなことを脳内トラブルシューティングしておりましたら、最終的な結論は『バッテリーの破裂』でした。トリクル充電器の故障で過充電させてしまいバッテリーを破裂させたという情けなくも恐ろしい事でした。そのバッテリー破裂の瞬間に逆電流や過大な電流が瞬間的に流れ電気関係のどこかを壊したのではないかと。そう思い当たったのはバッテリーを破裂させる前日まで今まで無いほどの絶好調で、走り回っていたことでした。バッテリー交換後、発電系/充電系に問題が無い事は確認できました、それ以外はぶっつけ本番のロングツーリングしか確認のしようがなかったのです。

 ぐずぐず考えていても仕方ないので、一番確認しやすい部品交換をします。基本的にコイルは左右同時交換らしいです、片方だけ交換すると左右で抵抗の差が出てしまう場合があり、片方のコイルの加熱を引き起こす原因にもなるようです。ですから今まで数度片側のみの交換で過ごして来た私はコイルに負担をかけていたり、偶然同じような抵抗のコイルを使ったりしていたようです。

 
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 今回買った社外品と外した問題の中古コイルです。配線の色が違うのでかなり慎重に配線の確認をしました。ここに来て配線間違いを犯して通電させてしまったらただの馬鹿やろうだからです。
 サイズ的には全く同じ、色の違いくらいと刻印の違いくらいです。

 
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 ただ、配線の取り付け方に不安が有りました。黄色の矢印で示したところがコイル本体から1cm近く飛び出ているのです。ノーマルのコイルでさえもっと低い位置でもタンクの裏側に接触しそうなほどだったので、ここでプラスをショートさせたら(再び)ただの馬鹿やろうです。
 そこで、飛び出た金具の部分を慎重に折り込み、その上に絶縁テープを貼り、さらにクッション材としてベロクロテープの硬い方を貼っておきました。私はベロクロテープのこの使い方が好きなんです、裏側の両面テープの貼り付きが強いのとケバケバのクッション性が思いのほかいいからです。


 
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 取り付けは全く純正と同じ、取り付けのネジ間のピッチも問題なしです。裏のナットの締め付けが狭くて大変なのも純正どおりです(笑)。配線のプラス/マイナスの配線の色が黄色と黒という純正とは違う色なので少し考えましたが、ギボシの形がオス/メスで違っていたので間違いようがありませんでした。基本的には黒がマイナスで、色付きがプラスなんですよね。
 ハイテンションコードを取り付けます。この時点で一度エンジンを掛けてみますが、問題なく始動して一安心。

 
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 左側も交換します。左側でさえ以前持っていたGX850由来の中古なんです。都合5個(GX3ヶTX2ヶ)のコイルを交換しながらここまで来たのですが、バッテリーをぶっ飛ばす直前まで使っていたセットが一番相性が良かったようです。 
 このあと5個全ての一次と二次の抵抗を測るつもりです、その差が劣化の証拠だと思うからです。過去の取り付けの左右セットに関しては一応記録を取ってありますので、どの組み合わせの時に不調が大きく出たのか判るはずなんです。
 社外品のコイルですが、純正品と同じような刻印が入ります、台湾製だと思うのですが日立の完全コピーなんでしょうか?

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 揖斐川で予備に移設したコンデンサーも外してしまいます。移設前のコンデンサーも容疑者の一人でしたが、無罪放免で再び使うことになりました。外した予備コンデンサーは再び携帯バッグの底にしまわれツーリングの予備として眠りに付きます。

 コイルを両方取り付けたあとにエンジンを掛けて始動する事を確認しタンクを載せてとりあえずは終了。さっそく近所の試乗に行きます、流石にコイルを熱くする時間を走れなかったのですが、軽く10kmほど流してきた分には何も問題は無くスムースに今までどおりエンジンは回りました。もちろん失火は確認できません。

 後はいつもの朝練コースでの試乗です。
始動はもちろん一発始動で暖気の時間も短くすぐに走り出せた。完全に暖機が終わるまでスローペースで走るが、この時点でずいぶん気持ちよく走れることが判る、上手く行った予感がする。気持ちよくいつものコースを快調なペースで走ることができる。失火の前兆も無く、高めのギアで2500回転前後の一番不得意とする所でしつこくしつこく意地悪をするが、全く大丈夫。1時間・45kmほど走って一休み、すぐにタンクの下の点火コイルを素手で触る、先日までは下町の銭湯並みのアッチッチだったけれども、今日はうちの風呂のように温いだけ、これはやはりコイルの加熱による抵抗の増大が火花の弱さを生み、開けはじめの燃えづらくなるパターンの時に失火していたとの想像を補足することだと思った。その後も何度も意地悪をするがとうとう失火することなく朝練を終わることが出来た。
 給油してみるとたぶんニードルを嵩上げしたせいも有ると思うけど、いつもより悪かった。これはもう少し走ったあとにニードルのセットアップを変えることも考えないといけないな。帰宅後プラグを確認すると問題なくきれいに焼けていた、今までが少し薄めだった事も判ったが、薄めで問題なければ燃費を狙いたいとも思う。

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 コイルの残骸である。すべてのコイルの一次、二次の抵抗を測ったがまともに使えそうなのは2個のみ、それでさえ発熱したらどうなるのか判らない状態。不良コイルを仕舞いこんでも仕方ないので正常と思える一つを残して全て処分した。残りの一つはお守り的ツーリング携帯コイルとする(笑)。


このあと、いまいちエンジンフィーリングが良くなかった事もあり、キャブレターの微調整、点火タイミングの取り直し(僅かに遅れていた)、スパークプラグを交換(焼け方をキチンと確認したかった)、点火ポイントのギャップ調整(前回からほとんど変化なし)、パイロットスクリューの先の掃除(きれいだった)、カムチェーンの確認など細かなことを調整/確認して現状では気持ちよく走っています。この状態を長く維持したいな。
 


















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by gambaGX850 | 2017-06-08 05:33 | TX650 | Comments(13)
2017年 06月 03日

失火克服 ガバナー編

ガバナーのスプリングの交換です。
 
 進角ガバナーのスプリングを交換したのですが、これは今回の失火の原因とは始めから思っておりません。では何故交換したかというと点火コイルを買うときについでで注文したからです。でも、全く根拠の無い話ではなく、このTX650に乗り始めた頃にエンジンの不調(今よりもうすこし酷い燃焼不調の感触)の時にキャブレターを疑い・いじくっていた頃にふと進角のタイミングと言うのは関係が有るのではないかと思い少し調べたことがあったのです。結果的にはキャブレターのセットアップが進むに連れて不調は無くなり、進角ガバナーのスプリングは無罪であるとの結論でしたが、調べているうちにスプリングの張力に疑問を持ったのです。で、チャンスが有れば交換してどのように変化するのか知りたかったと言うのが今回の話です。

 
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 コイルと一緒に注文したガバナーのスプリングです。XS/TX系のみんながお世話になっているアール・プロダクトが販売しているものです。急いでいなければ英国のYAMBITSから買うのですが、今回は急いでいた。

 
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 シリンダーヘッド右側の丸いカバーの内側に今では全く見ることの無くなった遠心進角ガバナーが入っております。写真の状態は最大進角まで開いた状態ですが、遠心力で錘が開き点火タイミングを早めます。真ん中のナットで留まっているのはカムシャフトの右端から出ているロッドです。ナットで留まっているロッドは中空のカムシャフトを貫通し左側の点火ポイントのカム部分に連結していて点火タイミングを進角させます。遠心力で開く錘のスピードをコントロールしているのが今回交換したスプリングです。

 
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 外したスプリングと新品の比較です。線径は同じ、巻き数も同じですのでばねレートは同じだと思います。
奥の黒いほうが少し間延びしてしまったのか、線が接触していませんね。その分レートが落ちているのかもしれません、レートが落ちる=進角スピードが速くなる、でしょうから何か変化が有るかもしれませんね。


 
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 片方だけ取り付けた記念撮影です。なんだか引っ張られている状態で見ると新しい方が強い風に見えますね。このときに手で開いたり閉じたりしても指に感じる重さに変化は無かったです。

 
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 両方交換してエンジンを掛けてみます、以前タイミングライトで見たときにマニュアルの最大進角より進んでいたので焦りました(最大進角38度/3000rpm)。タイミングライトで左側の発電コイルの部分を見てみると今回は最大進角の確認線にちゃんと沿っていました。

 
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 これは前回のジェットニードルを0.5mm嵩上げして、失火は直らなかったときに外したプラグの状態です。どのように理解/解析すればよいのでしょうか。以前は碍子部分が白くがよく焼けている(焼け過ぎているように見える)方が正常に点火していると思い込んでいましたが、実際は失火している方が右側で白い方なんです。これに私はすっかり騙され若干黒い方(充分きれいに焼けていると思う)が失火していると思いコイルを交換しました。
 今回は前回の失敗が有るので右側が失火していると判断しています。実際ツーリングの途中(九頭竜湖)で片肺になったのは右側ですし、その夕方にコイルを交換したのが右側です。
 ちょっとややこしいのですが、それ以前に失火していたのは左側で、勘違いして右コイルを交換⇒変わらず。
 自棄になって反対側の左を交換⇒失火が無くなり、今までで最高の燃費を一般道の朝練にて記録。
 そして今回正常であった右側が駄目になったようだ。交換したコイルも正常じゃなかったらしい。
 すべてはGW最終日に起こったバッテリー破裂が引き金だと今は思っているのですが、そのあたりの話は次回。


 さて、本題の進角ガバナーのスプリング交換で失火は無くなったかという結論。
結果を先に言ってしまえば失火しました。いつものようにエンジン始動後チョークのまま発進し、すぐにチョークを戻し、アクセル一定のまま暖機運転、アクセルがついて来るようになって普通に走ります。ここまでで問題ある感じは無し。やはりコイルが有る程度温まらないと症状は出ない様でした。30分弱走った頃、いつものようにアクセルの開けはじめに失火してレスポンスが抜ける症状が出る、毎回ではないけれど条件が揃うと出やすい感じも同じ(高めのギアから加速して2500回転を通り過ぎる時にたたらを踏むような感じが出る)。
 しかし逆に判った事もあった、スプリング交換前には感じなかった3000回転付近の加速感に力強さが加わった事だ、これはすぐに慣れてしまう程度のものですが、神経を澄ましての試乗だったから気が付きましたよ。

 結果的には、もちろん一番初めに書いたように原因では無いと判っていたけれど、失火は直らなかった。この時点でコイルであるとの決め打ちは確信に変わり、不調が出るとやっぱりかい、出てくれて助かったよ、想像が間違っていなかった証拠だからねって不調を受け入れて楽しむほどの余裕がありました。

 さぁ、次回は本命の点火コイルを新品に交換します。予想は当たったのか?それとも無残に打ち砕かれるのか。お楽しみにしてください。

 

















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by gambaGX850 | 2017-06-03 05:29 | TX650 | Comments(9)
2017年 05月 30日

失火克服 キャブレター編



キャブレターから触ってみる。

 今回のロングツーリングの途中で失火・片肺状態を経験し、対応する側の点火コイルを交換したものの、中古品であったために交換したコイル自体も不良だったのか、またはそれ以外のことが原因だったのか突き止められませんでした。正常なコイルだったら答えはすぐに出たのに、自ら遠回りの道を作ってしまいました。(左右のコイルの抵抗値が違うと片方に負担が掛かる可能性があるらしい)

 さて、コイルを疑ってはいるのですが、失火する他の可能性としてアクセル開け始めの中速域で薄くないか?との可能性の指摘を受けて、なるほどそういうことも関係が有るかもしれないと思い少し濃い目に振ってみることにしました。
 キャブレターに関してはもう三年ほど前から細々と調整を繰り返し、特にアイドリングから中速までの辺りをしつこく触ってなんとなくではあるけれど、このBS38のいじくり方が判ってきました。その時に全体的にほんの少しですが薄くした方が安定している事も発見してそのまま乗っていました。失火する事も時々あったのですが、私は勝手にキャブレターのせいだと思い込み散々確認したのです、でもちょっと前に書きましたけどもコイルを交換したとたんにすべてが改善され、点火タイミングとの確認で今までで経験した中では最高の調子の良さ、燃費の良さを味わっておりました。しかし、GW中にバッテリーを破裂させてから全てがおかしくなりましたので、やはり電気じゃないかという思いは強かったのです。しかし、考えられる可能性をひとつづつ潰していかないと正解に辿り着けないと思い調整することにした。

 
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 キャブレターのトップキャップを開けるのはなんと2年ぶりです。それ位快調に走っていたことの証拠なんですよ。ダイアフラムのゴムもまだ充分張りがあり亀裂も無い事を確認しました。
 右側に見えている赤い配線は先日移設したコンデンサー(キャパシタ)へ続く配線です。

 
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 ピストンを抜いてみると、あらビックリ、こんなに汚れている。理由は判らないけど、吹返しがあるのかな?さらっとしたカーボンのようなものだったので綺麗に拭き取っておきました。
 ダイアフラムにもアーマオールを擦り込んでおきました、気休めかもしれませんが、ゴムが長く元気であり続けますように。

 
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 ジェットニードルも煤けていたのできれいにします。
今回の調整のキモはここからなのですが、一応参考までにメモを残しておきます。ニードルのクリップの位置なのですが、私は自分のセッティングとして上から二番目にしておりました、この状態で3年近く、25000km以上走っていました。TXを手に入れた時には上から3番目でしたが、冬でも有ったので妙に濃い感じが付きまとい思い切ってクリップを一段上げてみたのです。大きな変化は無かったものの、確実にこっちの方がいいと思えたのでそのまま走っていました。ところが幾つか有るマニュアルの数値を確認すると、私のTX650Aは上から4番目が標準となっているのです。こればかりは他のバイクを見たことが無いのでTXの初期型に乗っている方から情報を貰うしかないのですが、ちょっと疑問に思っていることなんです。私は標準より二段も薄い状態でずっと乗り続け、それが快調だと思っていたのだろうか?と。ちなみに4N8という刻印のあるニードルです。

 
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 ニードルのクリップの一段の移動量は0.9mmでした。つまりクリップを一段下げればニードルは0.9mm上に上がりその分ガソリンが多めに出て濃い方向になる、ということですね。上にも書きましたが、私は上から2段目でずっと乗っていたので、クリップを大きく動かす事に抵抗が有りました、そこで0.5mmのワッシャーを一枚入れて嵩上げしてみようと姑息な事を考えました。このセットアップはTW225Eのマフラー交換でも行いまぁまぁいい結果を出していましたので、今回も採用です。0.5mmという数値には全く根拠がありません。微妙な方向性を確認したかっただけです。
 基本的に今回の失火は電気(コイル)であると間違いないと思い込んでいる部分も有るんです(頑なです)。

 
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 こんな感じでノーマルのEクリップの下に差し込んで簡易的な方法を取ります。格好よく言えばクリップ一段では多すぎると思いその半分の移動量を狙った・・・と言いたいんですけども(笑)。
この先乗りながらワッシャーの増減でどうなるのか確認して行きます。一度の整備で一箇所しかいじらない原則を守ります。

 
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 参考までにネット上で拾ってきた MIKUNIのMVキャブレターの各ジェット、ニードル、ポートの影響具合を示したグラフを貼り付けます。ここで参考になるのは左の赤線で書いたパイロット系の部分(アクセル開度1/8から1/4にかけて)の下がり勾配とジェットニードルが効き始める部分(1/4から1/2位まで)のちょうど谷間部分、下部の右方向の矢印が示すアクセル開度辺りにちょうど失火するタイミングが有る事に気が付いたのです。ならばパイロット系の山とニードルの山を近づけ谷間を小さくしてやろう、でもカッタウエーも有るしあまり関係無いのかなぁと。まぁへ理屈を書いてみたいだけですよ(笑)。

 さぁ、一番大切な試乗です。
始動も問題なく、いつものように暖機も済ませ走り始めます。特別に濃くなったようには感じません。中速のレスポンスが変わったとか力が出たとかは無いなぁ。ただ、失火している感じは無い。問題はしばらく走って熱が入ってからですが、ある橋の上り坂にかかった時に失火してたたらを踏んだようにレスポンスが途切れる瞬間が出た。キャブの方向性は良い方に向いていると思ったが明確に失火した(失火であって片肺ではない)。頻度は減ったが確実に失火している。
 朝練前半1時間の半ば辺りから失火症状は時折顔を出すが、今までより回転数がほんの少し高い、不思議だ、理由が判らない。今までは2500回転を中心に前後200回転辺りだったのが3000回転ほんの少し下辺りだった。アクセル開度1/4辺りからスイーッと開けると3回に1度位上手く燃えない感触が出る。
 キャブのセットアップで消せるかと思った失火はやはり消せなかった。キャブは今のところ除外して良さそうだ。だって、直前までキャブをいじらなくて快調だったんだから、考えられるのは暖かくなった季節変動のみだったから。とにかくこの3年近くこの前のセッティング(ワッシャーを入れない)でずっと走り続け、つい最近(バッテリーを破裂させるまで)までフィーリング的にも性能的にも満足して乗っていたのですからキャブの変調とは考えづらかったんですよ。

*その後給油したらしっかり燃費は落ちていましたけどね!

 少し残念だったけれども、まずは一つ不調要素は減らすことが出来た。次は進角系です。

変更後370km走った後日談:間抜けな事をしたのですが、そのあたりをしっかり書いておかないと自分の記録としてもおかしいから恥をしのんで書きます。
 燃費の落ちが大きく(3km/ℓほど)なんだか腑に落ちないので0.5mmのワッシャーを取ることにしました。ニードルを抜いてみたらピストンの底にノーマルのEクリップが逃げないように1mmほどの座繰りがあるのを発見。前回の作業時は夕方だったので気づかなかったようです。座繰りはワッシャーの下になるので、0.5mmのワッシャーで嵩上げしたつもりでも実は座繰り分の1mmも合わせて1.5mm嵩上げしている事になります。実際座繰り分を正確に測るすべがないので見た目で1mm見当と思うのですが、1.5mmニードルが上がっていたとなるとニードルのEクリップの刻み二段弱ニードルを上げていたことになります(クリップ一段で0.9mm)。それでは燃費は落ちますね。
 でもそれでもノーマルの位置(マニュアルによれば上から4段目)よりコンマ数mmニードルは下のはずです。ですから乗った感じが大きく変わらなかったのも納得するのですが、そのほうが良かったのかどうかはまたしばらく乗ってから考えます。
 偉そうにしつこく書いていますが、今回のような組み間違いを見逃す程度なんです、覚えることがたくさん有るなぁ。



















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by gambaGX850 | 2017-05-30 05:30 | TX650 | Comments(13)